2011年9月20日火曜日

MCFAJ第3戦

9月18日
東日本大震災の影響で延期になっていたMCFAJ筑波大会がこの日に軟着陸。こんな連休の中日によくまあスケジュールが押えられたものだと思います。兎にも角にも第3戦、いまのところチーム赤蜻蛉・粕谷/大木組は2戦中2勝(ただしF1クラスで)年間4戦しか公式戦はないのでここでクラス優勝すれば2011年チャンピオン確定です。
エントリー、サイドカーF1クラス=2台/F2クラス=4台。
リタイヤしなければチャンピオン決定〜。
まあそんな気の抜けたというかガンガンに気合い入ってるとは言えない状況で現地入り。

朝イチから前回ちょっと足りなかったハイスロを試しに付けてみる〜素直につかない〜結局元に戻す〜というムダな時間を過ごし予選時間が近づきます。が、エンジンがかからない。バッテリーが弱っていてかかりが悪いことは過去何度もあったのですが今回はなんかちょっと様子が違う。今回エントリーしてない他チームのメカに詳しい方々を巻き込んで予選に間に合わせるべく奮闘! 予選開始時間になってもまだ奮闘! 予選時間終了してもまだ奮闘! …予選走れず。とりあえず決勝レースまでにエンジンかかる期待をつなぐため車検を通過させ、ふたたび大勢を巻き込みエンジンかからない原因究明に。イロイロやってもダメ。たまたま通りかかったこのマシンを造ったオートスタジオスキルのプロのメカニック・島根さんに最後の望みをかけるとダメそうなところを順にツブしていって…かかった! キルスイッチからのコード断線が原因。なので犯人はたぶんわたくし。原因の特定できなかったのはキルスイッチのオンオフがセルフスターターは有効であったためわたくしも他のみなさんもそこが断線しているなんて思いもしなかったことにあります。サービスマニュアルとか配線図ありゃもうちょっと速く判ったかも。島根さん曰く「何かあったときにポン付け対応できるようにハーネス類はノーマルエンジンのものをそのまま遣ってる。ウインカーとかヘッドライトの配線もいらないんだけどそれを除去しちゃうと同じモノが付かないようになっちゃうから」とのこと。あとマニュアルとかの資料は必要だよねというハナシもありました。どこかで入手しておきましょう。それとも元オーナーのところにあるのかな?ないだろうな…。

とりあえず事務局に陳情して最後尾からスタート。

決勝レース。
スタートから3台を一瞬で抜く。粕谷さん流石。加重をかけてる俺も流石。1コーナーまでにできれば抜きたかった今回のもう1台のF1クラス#8・中川/日比野組が微妙に抜きにくい。S字コーナー〜第1ヘアピン〜ダンロップ〜シケイン〜第2ヘアピンとぶつかりそうなくらい近づくもののサイドカーの車格では仕掛けどころが難しい。#8のほうもスタンダードなラインを割とスムーズにトレースしているせいで、ムリに抜こうとするとこちらの加速・減速がギクシャクしてどうにもよろしくない。最終コーナーを抜けて2周目インでようやく抜き去るもその時点でトップ#66・渡辺/大関組はこちらが2コーナー脱出時点ですでに第1ヘアピンにアプローチ始めてるくらいまで差を付けられておりました。追走するも差は縮まらず、むしろちょっと開いて全8周終了。タイム的には我がペアのベストが1分11秒128なのでまぁまぁか、もうちょっと速くてもいいかなといったところでしょうか。
今回はヨメさんも別チームのパッセンジャーとして参加しておりまして#3・清野号でF2クラス2位。 いつものペアの方よりタイム的に勝ったので本人ニンマリでした。めでたしめでたし。

これでサイドカーF1クラス年間チャンピオン確定!
あとはF2クラス5年連続チャンピオン・#66に総合でどうやって勝つかが最大の課題ですよ。
筑波で1分5秒台の戦いはキツそうだな〜。
できないわけじゃなさそうなんで、やらなくちゃ。

しかし、前回のブレーキトラブル、決勝中のテールカウル破損、今回のハーネストラブルとまあナニかしら出てるのがちょっと気になります。何とかしたいところまだ何カ所かあるんだけどな〜。カネかかるし、オーナー私じゃないし、いろいろ考えどころです。

2011年9月4日日曜日

MCFAJ第2戦

サイドカーレースのハナシです。
8月28日がレース本番で前日27日が練習走行だったんですが、ドライバー粕谷さんが結構マジメで助かります。いろいろラインやファイナルのセッティングを試して、さらにパワーパイプさんのご協力で走行データを検証しそれを反映するというレースやってるならアタリマエのコトをちゃんとやってくれる。パッセンジャーのわたくしにもリクエストをしてくれるということでヤリガイが出てきます。
なんでこんなことをわざわざ書いてるかっていいますと、以前パッセを担当していた方はわたくしが多少動きを変えようが同じようにアクセル開けてるしセッテイング的にこうしたほうがいいんじゃないかと進言してもナンも聞いちゃくれなかったからです。そんなんで速いんだからある意味天才なんだけど同じくらい天賦の才能があってさらに努力や理解やチャレンジをするヒトには勝てなかったわけですよ。
グチ終了。
で、ちゃんとデータを反映して練習走行のファイナルF16-R37からR38にショート化しての朝の予選、最初からトばします。いままではタイヤ暖めるのに2周くらい使っていたんですが気温もそこそこあるせいか早めのタイムアッタックから2分4秒532にてセカンドグリッド。前回の6月第1戦より4秒削ってはいるのですがまだポールはとれず。まあバックマーカー抜きあぐねとか惜しいところはあってあの周とこの周のイイとことれば3秒台にはとか言ってはいたのですけどね。ポールは#66のF2-LCRで2分3秒657とか出されている(こちらは前回4秒台)のでコース条件も良かったんでしょう。
そんなんで割とよさげだった予選から決勝のあいだにトラブル発生。 リアブレーキがちょっと効きがよろしくないということでエア抜きを行ったところネジがナメて大変なことに…長く使っていれば金属疲労も出てくるんでしょう。応急処置でタップ立ててネジ山切ってM10-1.5ピッチのボルトでエア抜きしたあとメクラブタで対処。キャリパーのほうは買うと10数万円らしいので何とか別の方向で修理を模索中。
とりあえず何とかなったので決勝レース。
走り出す前のミーティングでは『#66渡辺/安田組に惑わされない』がテーマということでディスカッション。スピードはともかく車体形状が違うF2マシンは走行ラインもコースの速いところも違うんだから、あっちのリズムにかかるとこちらのイイトコが引き出せないので、こちらが速いところで勝てばいいじゃないということで落ち着きました。練習走行では100Rインベタラインとか試してみたんですがどうもドライバーに負担がかかる割に速くないのでそれならそこで抜かれても他で挽回するか、それ以前にブッチぎっちゃえばいいじゃないと。まあわたしはアクセル握ってないので気楽に言ってますが粕谷ドライバー怖いんだろうな。でも頑張ってくれるからこっちも頑張るのですよ。
スタートはちょっとホイールスピンしながらもセカンドポジションから1コーナーまでの間にトップへ浮上。このへんが1000ccエンジンと600ccエンジンの違い。こっちのノーズが入ってしまえば後は退かざるを得ないってことで。1周目コカコーラコーナー〜100R〜ヘアピン〜300Rまでトップで通過。ダンロップコーナーでリアが流れてスピン。リアが流れるってことはわたくしの押さえが足りてないってことでもあるので反省。幸いイイ感じの角度で停車したためすぐリカバリー。先行した3台を追います。60R〜プリウスコーナー〜最終コーナーまでで追いつき最終コーナー出口で#1小林/中山組を抜く。さらに2周目1コーナーで#5吉野/辻組も抜くとトップ#66渡辺/安田組が見えてきます。とりあえずそのまま2周ほど追いかけ、4周目ストレートでスリップから出てトップ浮上。利点活かしてイケイケのイイパターン。でも100Rではほぼ同じスピードでインベタ最短コースを取れるアッチの方が速くて抜かれ、そのあとのヘアピンでライン交差〜立ち上がりの緩い登りでトルク差でこっちが優勢〜なパターンを2周ほど。けっこうな接戦で観客的にもたぶん面白かったんじゃないかな。7周目にはヘアピンの抜き返し叶わず、先行されて2位走行。そしてこの周くらいから後半のプリウスコーナー〜最終コーナーへのアプローチがなんかリズム悪くなっておりました。プリウス立ち上がりからの加速がそれまでより明らかによろしくない。レース後に渡辺ドライバーと話をしたところ「ちょっとヤバそうだったんで意地悪しときました。」とのこと。要はこっちのラインを絶妙に塞いで加速を鈍らせる〜最終コーナー脱出速度も落ちる〜ストレートで加速が乗るのがちょっと遅れる〜という狙いなブロックラインを通っていたようです。前回と違って惑わされていたわけじゃないんで仕方ない。むしろ渡辺ドライバーうめぇ!なカンジ。そんなわけで1秒半くらい差で総合2位ゴールでした。
ラップタイムはいきなり2分01秒台なので内容としては良かったんですがゴール時の差は前回は0.7秒程度だったのでむしろ開いた。まあドライバー/パッセンジャー揃ってレース終了後に「あれ?あと1周あったんじゃないの?」とか余裕なんだか間抜けなんだかなわからない発言してたのでそれがわかっていればもう少し詰められたはず。
とりあえずクラス1位は取りましたので次戦筑波でクラス優勝すればチャンピオンです。まあマシン的に格下というかパワー的に劣るF2クラスに勝てないのはちょっとアレですが。
パワーで差が出るFSWと違って筑波では良く曲がるF2クラスのほうが有利なところも多いのですがとりあえず頑張ろう。なんか次戦の#66には国内最強パッセンジャーの大関氏が乗るとのことなので見える範囲で追いかけてもらって動きを見たいと思います。ついていければ逆転できるかもだしね。