2011年6月24日金曜日

岡山行脚

今年も岡山国際サーキット・モトレボリューションにニーラークラスをエキジビジョンで招聘していただいたので行って参りました。関東在住にとっては遠征です。年に1度くらいだからまあいいか。
移動はわたしのところからだと片道650kmくらい。相方の家はさらに80km、手伝ってくれるメカさんの家はさらにさらに20kmくらいあるので弱音を吐けない。おふたりともわたくしより年上だし。
休憩入れつつ雑と9時間くらいで兵庫まで移動。
3年前に他界した友人の墓参り。墓参の献花っぽくないのだが彼のイメージカラーの青とオレンジを飾る。
さらに1時間ちょいでサーキット到着。
夕方に練習走行。ファイナルがどうもしっくりこないらしい。
同タイプのマシンで岡山国際サーキット・ニーラークラスのベストラップ保持者にセッティングとライン取りのアドバイスを求めて方向性を探る。そうか、荒木くん、そんなにムチャなライン取りしてたんか。

夜にメシを喰いにふもとの街まで移動。(岡山国際サーキットは他のモータースポーツ競技場と同様というかそれ以上に山の奥です)
移動の時間帯とか店選びとかいろいろ失敗。 日帰り温泉入れず、毎年行っているところは運悪く貸し切りが入っており、新規開拓で入った食堂は閉店間際だったせいか著しくやる気不足。
帰り道に偶然、ホタルの群生を見る。地元の人たちが名物になればと手をかけてくれているらしい。川の向こう岸が一面ホタルというのはなかなか見られない。この時期に岡山県美作市あたりに赴く人は見るべき。
あとから地図でたぐると岡山県美作市中川の河会川。5月末〜6月でほたる祭りもあるらしい。
夕食がアレだったのはこのホタルでチャラにしてあげてもいいかな。

明けてモトレボ。
予選を兼ねた練習走行は例によって朝イチ。
我らがマシンゼッケン9は1周目でタイヤを暖めてさぁて行こうかとダッシュかけたらすぐに裏ストレートでスローダウン。パッセンジャーは普段ストレートではなるべく風の抵抗を抑えるべく縮こまっているべきなのでナニかあったのかとそこから顔をあげたらゼッケン8がこっちを向いて止まっており、おそらく投げ出されたのであろうパッセンジャーがコース横断中。。。ストレートの真ん中でスピン? とにかくこれで予選は赤旗中断。タイムアタックできないまま1周目のタイムでのグリッドは4番手。
レッカーで引き上げられてきたゼッケン8。リアアームを支えるボルトが折れ、リアタイヤまわりがそのまま外側に振られ、スプロケットから外れたチェーンが150kmくらい加速中の勢いのまま保持するアームを切断。コントロール不能でスピンということになった様子。ドライバーもパッセンジャーも投げ出されたらしいがお二人とも大怪我もなかったのが幸い。
ファイナル変更もライン取りもなんにもお試しできないのは痛かったがまあやむを得ないところ。

昼ちょい過ぎに決勝。
当方#9よりいつもちょっとだけ速い#66だが、この日はパッセンジャーが初めての人だったのでちょっとは手加減するだろうからけっこういい勝負かな〜とか思いながら『今日なら1周1分55秒くらいのペースで行ければイケそうじゃないですか。頑張っていきましょう』と相方とスタート前会議。
レッドシグナルが消えてスタート。当然のように2位まではアップ。とりあえず後について様子を伺う…伺う…うかが…あれ? 遠ざかってる?
わずか5周なのでそのままゴール。
決勝リザルト公式発表を閲覧するとこちらは設定タイムの1分55秒はクリア、むしろあっち(#66)がベスト1分51秒台まで頑張っちゃっていた。しまった、見当外れだった。ピンチヒッター加茂Jr.頑張り過ぎ。いやむしろ加茂シニアよりはまだムチャが足りなかったのか。いずれにせよわたくしの目算が大きく外れたことに変りはない。
岡山国際と筑波サーキットのファイナルセッティングは同じようなものらしいのでその辺つなげていければいいな。

で、2ヶ月インターバルで8月末〜9月半ばとまた隔週。
もうちょっとうまく月イチになるようにスケジュールバラけられないもんだろうか。

2011年6月6日月曜日

1位ゲット!

でもクラス1位のみ。総合優勝は惜しいこと逃したので嬉しさ中くらい。 

震災の影響で予定していた第1戦延期~繰り上がりの開幕戦になったFSWでのMCFAJクラブマンロードレース、粕谷さんのパッセンジャー3年目にしてようやく1位取れました。 
予選2位からスタートいい感じで決めてくれて1コーナーで先頭ゲット。 
F2クラス#66渡辺・安田にところどころでつつかれながらも4周目インまではトップ死守。 
4周目後半のキモ、プリウスコーナーでスルッと前に行かれるも最終コーナー直後につけストレートでスリップストリームから抜き返し5周目インもコントロールラインはトップで通過。 
100Rでイン側から抜かれふたたび後追いに。 
このあとちょっとライン乱れたせいか、テンション落ちたのか差が開く。 
粕谷ドライバー曰く「どうしても目に入るから追っかけてたらラインがブレた」とのこと。 
こちらはF1クラスで車体構造がちょっと違うためラインもあっちこっちで違う。そりゃそうだ。 
ちょっと離されちゃったかな~と思ったのだが6周目1コーナーで周回遅れマシン何台かのおかげで一気に差が詰まる。ラッキー! 
3台をかわすタイミングはほぼ同じ。最終コーナーまで真後ろなら排気量分の差(F1=1000cc・F2=600cc)でわたくしの体重オーバー分を引いてもかわせる可能性は高いハズ。 
あ、もう1台周回遅れが。 
こちらをかわす手間でちょいと差が広がる。アンラッキー。 
ラスト7周目で#66安田パッセンジャーのちょっとしたミス(今回から乗り方ちょっと変えたのが最後の最後でとっちらかったらしい)がありまた差が詰まるもゴールラインまでには逆転できず。0.7秒差で総合2位・クラス1位で終了。 
マシン的にはこっちが有利なはずのFSWでコレだからなあ。まあファイナルのセッティングももうちょっと弄れそうだから次回リベンジ目指すということで。
ところで今回は二輪チューニング屋さん・パワーパイプ高橋氏のご好意でGPSでデータ計測できるセンサーをつけて走行したところFSW直線での最高速度は237.4km/hだそうな。エンジン的にはまだ無理な音がしていないのでもうちょっとファイナルをロングにすれば240km/hオーバー行けそう。そのためにはわたくしのさらなる軽量化も課題となりそうな…まあがんばる。 

ところで今回はナニヤラ旧知のカメラマン兼なんでも屋さんの中尾ショーゴ氏がいらしておりMCFAJのレースなんかに何の用だろうなと思ったらサイドカーの取材だったそうな。さすがマイノリティモータースポーツの第一人者ですねと褒めて雑誌名を聞きだすとスリーホイールマガジンらしい。サイドカーとトライクの雑誌で不定期刊行している本なのだが何を血迷ったかレーシングサイドカーを取り上げてくれるらしい。ありがたいことです。さらに別の来客で横浜タイヤの方が訪れてくれてひょっとするとまたヨコハマADVANでサイドカー用のタイヤを作ってくれるかもとか。これで海外からエイボンを取り寄せなくても済むかもしれないし、このままダメかもしれない。なにせ国内絶対数少なすぎですから。前向きに考えてくれてはいるらしいので期待しましょう。 

それにしても2分03秒台連発されると壮年の身体には結構堪える。若い人材が加入してくれればこのチャンピオン候補のパッセ席譲るんだけどな~。